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効率のいい人生が、つまらなくなってきた/夏南の法則Vol.162

大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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効率のいい人生が、つまらなくなってきた/夏南の法則Vol.162

最近、パッケージが可愛くて、飲んでも美味しいハーブティーをいただきました。それ以来、そのハーブティーを飲むのにハマっていて、今では1日の中のちょっとした楽しみになっています。

もともとハーブティーは昔から好きでよく飲んでいたのですが、ここ最近は健康のために、植物療法に基づいてブレンドされたものを選ぶことが多くなっていました。そういうものを飲むこと自体はもちろん好きなのですが、ふと考えてみると、いつの間にか「何か良い理由があるもの」ばかりを選ぶようになっていた気がします。

近頃は、何をするにもきちんとした理由を求められるようになった気がします。どんなメリットがあるのか、コスパやタイパはいいのか、意味があるのか、無駄ではないのか。より良い人生を送るためのライフハックや、生活を効率よくするための情報がたくさんある中で、私自身も知らないうちに、日々の行動を「役に立つかどうか」で判断することが増えていました。

もちろん、効率を上げることや、自分の時間や体を大切にすることは大事。でも、そうやって「より良くすること」を追いかけているうちに、人生のキラキラした部分まで少しずつ削ってしまっているような違和感を覚えることがあります。

忙しいから。時間がないから。やらなきゃいけないことがあるから。

そうやって、楽しむことや、ただ好きというだけのことを後回しにして、気づけば「やるべきこと」と、それをこなすために疲れた自分を回復させることの繰り返しになっている。

そんなときに、作業の手を一度止めて、お湯を沸かして、可愛いマグカップに好きなお茶を入れて、ただそれを味わう。

一見すると、何の生産性もない時間です。でも、その時間が思いがけず小さなときめきをくれて、「こういう時間も大切だった」と思い出させてくれました。

いつか時間ができたら。やらなきゃいけないことが全部終わったら。

そう思って後回しにしていることの中には、効率よく毎日を過ごしているだけでは得られない、自分を幸せにしてくれるものがたくさんあるのかもしれません。

効率を上げることは、本来、人生をより豊かにするための手段だったはずなのに、いつの間にか効率よく生きることそのものが目的になってしまったら、少し寂しい。

何のために時間を作っていたんだっけ。
何のために頑張っていたんだっけ。

たまにはそんなことを思い出すために、意味のないことをしてみるのもいいのかもしれません。

素敵な1ヶ月でありますように♡

プロフィール

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。

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