「グローバルタワー」の地上100mに浮かぶガラス箱から別府市内を見渡す

大分県別府市にある大型コンベンション施設「別府国際コンベンションセンター」。通称は「ビーコンプラザ（B-Con Plaza）」。別府公園の一角に立地し、コンベンションホール、エントランスホール、フィルハーモニアホール会議棟、グローバルタワーから構成されています。
ビーコンプラザのシンボルタワーとしてそびえ立つ「グローバルタワー」は、地上100mに位置するガラス箱のような印象の展望デッキから別府市内を一望できるビュースポット。

展望デッキは、全面ガラス張りで、太陽の光がたくさん差し込んで明るい空間。360度ぐるりと景色が楽しめます。頭上に屋根はなくワイヤーが張ってあるだけなので、風を直で感じ、迫力満点。

目の前には標高1,375mの鶴見岳や別府湾、対岸には工場地帯が望めます。海と山に囲まれた別府市の地形の美しさがよく分かります。

２本の円柱とそれを支える弧状の柱がユニークなデザインは、高層建築のない別府の市街地では一際目立つ存在です。
グローバルタワーの高さは約125m。別府公園中央部の海抜０m地点を中心として直径１kmの巨大な仮想の球を描いたときの一部分がタワーの弧になっています。
グローバルタワーを支える２本の円柱の１本はエレベーター、もう１本は螺旋階段。弧状の柱と２本の円柱が交わる地上100mの位置にあるのが展望デッキです。

グローバルタワーは、フォトウェディングや結婚式前撮りのフォトスポットとして利用することも。青い空と見下ろす別府市街を背景に、特別な瞬間を残せます。詳細は事務局までお問い合わせを。

グローバルタワーからの夜景は、温泉地特有の夜景を間近に望み、特異な眺望空間を有する施設として後世に残すべく貴重な夜景遺産として、日本夜景遺産事務局が選定する「日本夜景遺産」に認定されています。ムードたっぷりな街の煌めきを、大切な人と一緒に眺めてみませんか。ただし、夜景鑑賞ができるのは夏期営業のみなので、ご注意ください。

例年4月に開催されている「扇山火まつり」の期間中は、無料で開放されています。別府の宝である温泉に感謝するお祭り「別府温泉まつり」のメインイベントの一つである「扇山火まつり」は、別府の街を見守っている扇山を野焼きする行事です。グローバルタワーからは、山と夜空がオレンジ色に染まる幻想的な光景が望め、見応えがあります。

グローバルタワーのあるビーコンプラザは、集会や展示会、スポーツイベントの他、世界各地の著名人を迎えた大きなイベントを開催しています。「ビーコン」とはかがり火、航空標識といった意味で、大分の文化情報を全国・世界へ向けて発信する拠点としての役割が期待され、名付けられました。
大分出身の世界的建築家・磯崎新氏によって設計され、1995年に竣工。施設全体が一般社団法人日本建設業連合会により、日本国内の優秀な建築作品に与えられる「BCS賞」を受賞しています。

磯崎新氏は、日本人としては８人目に「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞を受賞している、日本を代表する建築家です。代表作には「北九州市立美術館」や「奈義町現代美術館」など。ビーコンプラザ以外にも「アートプラザ（旧 県立大分図書館）」や「由布院駅」駅舎など、大分県内には磯崎新氏が手がけた建築物が多く存在しています。

グローバルタワーを利用するにはチケットが必要です。タワーの根本部分にある販売ブースでチケットを購入しましょう。事前にネットでの購入も可能です。エレベーター乗り場の脇にある窓口でチケットを渡して、エレベーターで展望デッキのあるところまでのぼりましょう。
展望デッキは屋根が設置されていないオープンデッキのため、雨の場合は傘が必要です。また風の強い冬は寒いので、防寒対策をお忘れなく。

＜住所＞〒874-0828 大分県別府市山の手町12-1 別府国際コンベンションセンター内
＜TEL＞0977-26-7111
＜営業時間＞3～11月 9：00～21：00、12～2月 9：00～19：00 　
＜休業日＞年末年始、停電点検日（2月中1日間）
※台風・強風、雷等悪天候の場合、予告なしにタワーの営業を休止することあり
＜駐車場＞あり（地下、有料）

大人　300円 （高校生以上）
小人　200円 （小・中学生）
※幼稚園以下無料

＜車＞東九州自動車道「別府IC」から約10分
＜電車＞JR九州「別府駅」から徒歩で約20分　
＜バス＞「別府北浜」から徒歩で約25分、「別府駅前」から徒歩で約20分

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