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Nikon Z シリーズに新機種が登場! Z fcで見つけられる何気ない日常の“好き”

多くのクリエイターが愛用しているNikon Zシリーズから、新機種 Z fcが7月23日に発売されました。
かつて広く愛されたフィルムカメラの名機、ニコンFM2の象徴的なデザインを受け継いだ、クラシカルなルックスが印象的な一台です。
今回はこれまでにいくつものZシリーズのカメラを使ってきた、プロトラベラーのERIKOさんとトラベルインフルエンサーのAYUMIさんが実際に使って感じたZ fcの魅力を、美しい写真とともにご紹介します。

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いつでも持ち歩きたくなるおしゃれな見た目とコンパクトさ

Nikon Z fcは、伝説的なフィルムカメラFM2にインスパイアされたヘリテージデザイン。クラシカルなその佇まいは、ただそこにあるだけで存在感抜群、愛でていたくなる可愛さです。そのうえ、持ち歩きに便利なコンパクトさで、その重さはキットレンズ込みでなんと500mlのペットボトル程度というのだから驚き。
グリップレスのフラットなフォルムで、バッグにポンッと入れておいても取り出しやすい、日常的に使いたくなるカメラです。

ERIKO:使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:17.0mm 絞り:f/4.0 SS:1/250秒 ISO感度:220

ERIKO
「Z fcは小さくて軽いスリムデザイン。母になってから荷物が多くなり、カメラを持ち歩く機会が減っていた私でも、日常的に撮影を楽しむことができました。持ち歩きたい!と思わせてくれるフィルムカメラのようなクラシカルなデザインもお気に入り。
日常のシーンはなかなかカメラでは撮らないから、普段の生活の中で、ボケがある写真や光がきれいな写真を撮ることって、とても貴重で大切だなぁと改めて感じました。
日常こそ、実は幸せで大切な時間だったりするんですよね。思い出を気軽にきれいに、そして楽しみながら残せるのっていいですね」。

AYUMI:使用レンズ:NIKKOR Z 28mm f/2.8 焦点距離:mm㎜相当(35mm換算) 絞り:f/2.8 SS:1/320秒 ISO感度:100

AYUMI
「真っ白なアーチ状のオブジェと朝焼けした空。与論島にZ fcと一緒に来たぞという思い出を残したかったので、2台あったうちの1台のZ fcを持ったシーンを撮影しました。
実はこの写真、自撮りなんです。セルフタイマーでシャッターを20秒後に設定し、撮りたい場所まで走って行ってポージングをして撮影しました。澄ました顔をしていますが、裏側はこんな感じです(笑)。Z fcは軽いので片手で持つのもラクチン、しかも写真に撮りたくなるデザインが素敵! セルフタイマーが20秒後まで設定できるのも嬉しいポイントです」。

バリアングルモニターと瞳AFでセルフィーもばっちり!

Zシリーズ初の左右、上下に可動するバリアングル式画像モニターを搭載しているので、ローアングルから、ハイアングル、自撮りまで簡単に撮影が可能です。地面すれすれから煽るような構図の撮影や、自分の視点では見られないようなサイドからの撮影など、モニターの角度を調整すれば、普段とは違う面白いアングルが見つけられます。また、モニターを正面に向けると自動的に自分撮りモードに切り換わるので、静止画でも動画でも、ハイクオリティーな自撮りが楽しめるのも嬉しい。

ERIKO:使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:16.0mm 絞り:f/3.5 SS:1/125秒 ISO感度:2000

ERIKO
「動き回る1歳児とのセルフィーはいつも大変なのですが、上下左右に可動するバリアングルモニターはレンズと並ぶようにモニターを向けておけるので、息子も興味を持ってカメラにしっかり向いてくれました。バリアングルモニターはチルトに比べて可動範囲が広く、思うままに動かせてストレスフリーでした。自撮りや、俯瞰や低い位置での撮影時にモニター確認がしやすいのもいいところ。バリアングルだと光軸がズレてしまうそうですが、正直、私は特に気になりませんでした」。

さらに、動いている人の瞳を自動的に追いかけてピントを合わせてくれる瞳AFを搭載。静止画、動画を問わず、人物が動くアクティブなシーンはもちろん、自撮りでも瞳をはっきり捉えたポートレートが撮影できます。犬や猫の瞳にも自動でピントが合う動物AFもとっても便利!動き回る被写体を、ピントはカメラにおまかせで撮影に集中できます。

AYUMI:使用レンズ:NIKKOR Z MC 50mm f/2.8 焦点距離:75mm相当(35mm換算) 絞り:f/4.0 SS:1/400秒 ISO感度:250

AYUMI
「テーマは“Z fcとわたし”。この写真も三脚を立ててバリアングルモニターを自分に向けて自撮りしました。”瞳AF”をONにすると、自分の目にピントが当たっているのがバリアングルモニターで確認できて、とても撮影しやすかったです。今までセルフタイマーでの撮影時には、フォーカスが自分に合ってないこともちょくちょくあったので、簡単にちゃんとピントが合わせられて感動しました。
また、バリアングルモニターに、タイマーのカウントダウンが表示されるのが便利です。あと何秒後に撮られるんだっけ?!まだ?まだ?ってならずに、しっかりポーズをとることができます」。

ERIKO:使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:33.0mm 絞り:f/5.0 SS:1/250秒 ISO感度:320

ERIKO
「思い通りに撮影することが難しい愛犬の写真。いつも動き回ってなかなかしっかり撮れないのですが、Z fcの”動物AF”機能は優秀!お散歩中に愛犬がカメラを見た一瞬を逃さず、ピントがしっかり目に合った写真を撮ることができました」。

高画質なZマウントだから光とボケがきれいに表現できる

Z fcは、大口径、ショートフランジバックのZマウントを採用。明るさ、解像度、ピント精度、ボケの美しさまでを深く追求したNIKKOR Z レンズを使えば、Zマウントシステムならではの感動的な高画質が叶います。
また、ノイズを効果的に抑制する画像処理エンジンのおかげで、暗いシーンで感度をあげても鮮明な描写が可能(高常用ISO感度51200)。ノイズを気にせずに高感度にしてシャッタースピードをあげられるので、夜でもきれいでブレの少ない写真が撮影できます。

AYUMI:使用レンズ:NIKKOR Z 28mm f/2.8 焦点距離:42mm相当(35mm換算) 絞り:f/2.8 SS:1/3200秒 ISO感度:250

AYUMI
「太陽の光がとってもきれいだったので、その光が差し込む場所に立ちました。また、ドームテントの窓からのぞく青い海と空を一緒に写したかったので白飛びしないように、ISOを低くして、シャッタースピードを速くして撮影しました。
この写真は友人に撮ってもらった写真なのですが、初めて使うカメラにもかかわらずピントもばっちり合っていたので、慣れていない人でも使いやすいのだなと思いました。
キットレンズのNIKKOR Z 28mm f/2.8は単焦点レンズで明るくボケ感もきれいに出るので、撮っているだけで楽しいです」。

ERIKO:使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:33.0mm 絞り:f/5.0 SS:1/160秒 ISO感度:400

ERIKO
「気軽に散歩にも持ち歩けるサイズ感のZ fcは、日常的に撮影しようと思わせてくれる存在です。梅雨時にめずらしく、きれいな夕焼けだったので感動してシャッターを切りました。空の色が見たままにきれいに撮影できました。
空だけで撮る写真も素敵ですが、建物や何か対象物がある方がその場の雰囲気も伝わりやすいのではと思い、建物を少し入れたのがポイントです。レンズは標準ズームレンズで、空と建物の切り取り方を考え、ズームを調整しながら撮影しました」。

AYUMI:使用レンズ:NIKKOR Z MC 50mm f/2.8 焦点距離:75mm相当(35mm換算) 絞り:f/4.2 SS:1/320秒 ISO感度:400

AYUMI
「花びらについている雨の雫がきれいだったので、花びらの雫にピントを合わせて前後にボケを配置した写真を撮りました。雨の雫ってきれいなんだ、ということにZ fcを通して気づくことができました。カメラがコンパクトで軽いので、雨の中での撮影でも写真が撮りやすかったです!
レンズは、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8(マイクロレンズ)を使用。マイクロレンズは被写体にぐっと近づいて撮影することができたり、ボケの表現性が優れていたりして、日常の景色とは違った世界を発見することができるので、とっても面白いです!使ったことがない人にはぜひ試してほしいレンズです。プロの写真家になったような感覚になれます(笑)」。

ERIKO:使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:50.0mm 絞り:f/6.3 SS:1/250秒 ISO感度:180

ERIKO
「ラベンダーに飛来していたミツバチを接写で撮りました。虫を撮影するのは初めてでしたが、接写で撮影することで虫の体の作りや行動を観察できたのが想像以上に面白かったです。
背景をしっかりとボかすことで、主役となるミツバチをしっかり引き立てることができるんだな、と改めて感じました。ボケ感が出やすいように、標準ズームレンズの望遠側で撮影しています」。

その時の気持ちが表現できるクリエイティブピクチャーコントロール

Z fcは静止画にも動画にも使える20種類のクリエイティブピクチャーコントロールを搭載。効果の度合い(適用度:0~100・10ステップ刻み)も調整ができるので、カメラ内で自分の好きな色味に編集できます。撮影時に色を見ながら選ぶのも楽しいですが、RAWで撮影しておけば、撮影後でもクリエイティブピクチャーコントロールを適用できます。

AYUMI:使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:50.0mm 絞り:f/6.3 SS:1/400秒 ISO感度:800 クリエイティブピクチャーコントロール:トイ(適用度100%)

AYUMI
「トイカメラのような色味が出るクリエイティブピクチャーコントロールの”トイ”を使って撮影。加工をせずに可愛い色味の写真が撮れるのが嬉しいですし、使い方もとっても簡単。その時の気分に合わせてセレクトするのも楽しいです!
手前だけでなく、奥の葉っぱにも雨の雫が付いていることを見せたかったので、葉っぱや雫が重ならないように意識しながら撮りました。奥行きが出て、立体感のある一枚になりました」。

使用レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 焦点距離:25.0mm 絞り:f/4.2 SS:1/40秒 ISO感度:640 クリエイティブピクチャーコントロール:ドリーム(適用度100%)

ERIKO
「普段動き回っている息子も昼寝中はじっとしているので、色々なクリエイティブピクチャーコントロールを試しながらゆっくり撮影しました。その中でも”ドリーム”はあたたかくどこかノスタルジックな雰囲気になり、このシーンにぴったりだと思い選びました。
Z fcはコンパクトで軽いので、撮影するぞ!という時じゃなくても日常の中で撮りたい時にサッと気軽に撮れるのがお気に入りです」。

丁寧に撮影を楽しみたくなる、手応えのあるダイヤル操作感

シャッタースピード、ISO感度、露出補正など各種の設定ダイヤルがカメラ上部にいくつも並んでいるデザインもZ fcの特徴のひとつ。いつもは、モニターやファインダーを覗きながら確認する設定が、ダイヤルを見てわかるのでとっても新鮮です。。ダイヤルを回すたびに機械の感触を感じることができるのもポイント。1つ1つの設定を丁寧に調節する撮影のステップを楽しみながら、想いを込めてシャッターを切って。

ERIKO
「今までのように画面を見ながら設定するよりも、ダイヤルを回すほうが直感的に操作できるので、今何の数値をいじっているのかわかりやすかったです!」。

AYUMI
「デジタルな操作ではなく、ダイヤルを回して設定していると、より「自分の写真を撮っている」感じがしました。今の時代だからこそ、こんなアナログなところがとても好きです」。

SnapBridgeでスマートフォンへの転送も簡単です!

カメラのシャッターを切るたび撮った写真を自動転送してくれる、カメラとスマートフォン/タブレット端末をつなぐアプリ”SnapBridge”。一度設定すればBluetooth® で常時接続が可能で、スマホがバッグに入っていても使えるのが便利!SNSにもすぐにシェアできます。さらに、スマホがシャッター代わりになるリモート撮影機能も搭載。アプリ上で露出やホワイトバランスの調整もできるので、自撮りでも、撮りたい画作りがしっかり叶います。

Z fcで撮影したハイクオリティな「動画」をYouTubeで公開中!

AYUMIさんのYouTubeチャンネル「おーのあゆみ旅」では、Z fcで撮った4K UHD動画とともに、実際にZ fcを使ってみた感想、おすすめポイント、搭載機能について詳しく解説しています。 もっとZ fcについて知りたい人は今すぐチェック!

ERIKO

プロトラベラー
2017年よりプロトラベラーとして活動中。2020年には子どもが誕生し、現在一児の母。ライフスタイルの変化と共に様々なNikonのカメラ使用し、撮影を楽しんでいる。

ERIKO Instagram

AYUMI

トラベルインフルエンサー
はじめてのひとり旅は世界一周!旅の写真や動画をSNSで発信し、旅の魅力を伝える。SNSの総フォロワー数は10万人以上。

AYUMI Instagram

Z fcのデザインに合わせた2種類のキットレンズも!

Z fcの雰囲気にぴったり合う、特別なデザインのキットレンズは2種類。

Z fc 16-50 VR SL レンズキット

約135gの小型・軽量ボディーで気軽に持ち歩ける、使いやすい標準ズームレンズ NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、長さは約32mm(沈胴時)というコンパクトサイズ。
2021年7月23日発売。

Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット

手軽にボケを楽しめる、スナップに適した小型・軽量の単焦点レンズNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)は、FM2が発売された当時のNIKKORレンズにインスピレーションを受けたデザインが特徴です。
2021年10月1日発売予定。

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