自分の思っていることをありのまま吐き出せる場所/夏南の法則Vol.67

大屋夏南<連載コラム>第2・第4月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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自分の思っていることをありのまま吐き出せる場所/夏南の法則Vol.67

長風呂したある夜、スクリーンを見る気にも本を読む気にもならなくて、久しぶりにノートを開いた。

ノートは何種類か使い分けているけど、この夜開いたのはジャーナリングのノート。ジャーナリングとは自分の考えていることや感じていることなどを紙に書き出す作業です。

日記とは少し違って、頭の中でグジャグジャっとしているものを一旦外に出して整理してみたり、自分の“本音”を探ってみたり。自分と対話してマインドのデトックスをする感じ。

数年前からオンオフでやってたけど、去年いろいろなことが辛かった時に自分の思っていることをありのまま吐き出せる場所として救いになっていました。

この夜はまず書き始める前に、どんなこと書いてたんだっけと振り返るところから。日付の新しいところからスタートして、飛ばし飛ばし2018年あたりまでさかのぼってみる。

フィルターのない自分の言葉たちはリアルで、生き生きしていたり、自由だったり、時に生々しかったり痛々しかったりして、「ああ、こんな風に考えてたのかこの時は」とか「うわー。暗いな(笑)」とか客観的に自分の考え方を見つめ直すいい機会でした。

そして新しいページに戻った時、最初になんとなく書こうと思っていたことと全く違うことを書きたくなっている自分に気づきました。だいたい久しぶりにジャーナリングしたいって思った時は何かを“取り込みたい“というよりも“出したい“と感じている時で、モヤモヤしていることが多いです。きっとこの夜もそうだった。

だけど、できることなら一日中ベッドで小さくなって泣いていたいと思っていたどん底から、少しずつ自分を取り戻して、多くのことに感謝できる自分に変わっていく過程を見たら、晴れやかな気持ちになっていました。

「やるじゃん」って自分を誇らしく思えたし、どんなことでもこうやって人は乗り越えていくんだなって希望が持てたというか、安心できた。

自分の成長は振り返った時にしか気づけない。株価みたいに数字やグラフになって目で見てわかるものじゃないし、何か達成するたび親切に褒めてくれる人がいるわけでもない。でも人生というものは時にものすごくハードで、どんな形であれ、とりあえず今日までやってこれてるなら、それは頑張ってきた証なんじゃないかな。

世界が縮んでしまったように感じる今、私たちは日々の小さな勝利も大切にすることを学ぶチャンスをもらいました。それはより多くの豊かさを受け取るチャンスでもあります。これを機に自分の小さな成長にも気づいてあげられるようになりたい。

今週も素敵な一週間になりますように♡

1枚目写真:Photographer 217

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、最新著作となる旅エッセイガイド『Down to Earth』を出版するなど幅広く活躍中。

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