スクリーンタイム/夏南の法則Vol.40
今日で2020年が始まってから約2週間が経ちますね。
私はこれを冬休みの最終日にプーケットの空港で書いています。
南国での2週間は長いようで短く、短いようで長く、現地の時間の流れ方と年末のセンチメンタルな気分や、年始のフレッシュな気持ちが相まって、なんだかとても不思議なゾーンに入り込んでいたような気がします。
前回のエピソードでも書いたように、2019年の後半は自分を追い詰めすぎた私でしたが、今回のお休みはゆっくり過ごせて”バケーション”という言葉がしっくりくるものになりました。
2020年のキーワードの1つである”セルフケア”のパートは好調な滑り出しで、なんならちょっと手持ち無沙汰になるほどゆっくりしました(笑)。
やっぱり、忙しいのが好きらしいです。

案の定こんがりと仕上がった私は、滞在の大半の時間をビーチで過ごしました。
乾季のプーケットは毎日天気が良く、湿気のない過ごしやすい気候で、ビーチは朝から賑わいます。
家族、カップル、一人旅、みんな各々の楽しみ方でバケーションしている中、私はあることに気が付きました。
それはこんなに美しいビーチを目の前にして、スマホの画面ばかり見ている人がとっても多いこと。
私自身もついスマホに手を伸ばしては、しばらく夢中になっている自分にハッとして、「いかんいかん」とバッグの奥にしまい、深呼吸して遠くを見るというのを繰り返していました。
スマホを見ている時って、どうしても無意識になってしまって、いろんなものが見えなくなったり聞こえなくなったりしてしまう。
海がキラキラしていても、心地のいい波の音がしていても、関係なくなってしまう。
画面ばっかり見ていると”今”を見逃して勿体無いなと、改めて感じました。

そこで今年はスクリーンタイムを減らすことを決意。
スクリーンタイムとはスマホ、パソコン(タブレット)、テレビ(私の場合はNetflix)などの、”画面”を見ている時間のこと。
パソコンは動画の編集や書き物など仕事の作業がメインだから難しいけど(というか今年はYouTubeも書くことも頑張ろうと思っているので、むしろ増えそう)、スマホ(主にSNS)とテレビに関しては、せめて3分の1はカットしよう。
他の人や登場人物の人生ばかりに夢中になって、肝心な自分の人生がおざなりにならないように。
本当はカッコつけて半分って言いたかったけど、スマホやテレビを見る「何も考えない時間」が自分にとって必要なこともよくわかっているから、ここはバランスを取りながら2020年は上手に”画面”と付き合っていきたいです。
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大屋夏南
1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、3冊目のスタイルブック「purple」を出版するなど幅広く活躍中。