自分の好奇心を大切にする/夏南の法則Vol.68

大屋夏南<連載コラム>第2・第4月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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自分の好奇心を大切にする/夏南の法則Vol.68

新しい家に引っ越してからお風呂場にWi-Fiが届かなくなりました。

今まではお風呂に浸かりながら映画やドラマを見たり、YouTubeを見たり、時にはリサーチや原稿を書くなどの仕事をしたりしていたのですが、お風呂に入るたび見るものをダウンロードするのが面倒なのとネットが繋がらないとできない作業も多いのでバスタイムの相棒だったiPadを持ち込むのをやめました。

iPhoneを駆使した時もあったけど、お風呂場で小さい画面に張り付いてる自分がなんだか滑稽に感じたのでこれもすぐにやめました。

2020年の1月にスクリーンタイムを減らすことを決意していましたが、去年はこれをはじめとするいろいろなことが思い通りにいかなかった。世の中がこんなことになってからは仕事もプライベートも、スマホやPC、ストリーミングサービスといったありとあらゆるスクリーンに頼りっぱなし。スクリーンタイムを減らすどころか、「目が疲れたな」と感じたら目薬をさしてまた違うスクリーンへ移るという真逆の生活に。

この電磁波にまみれて暮らしていた私が、引っ越しを機にお風呂に入っている間だけはデジタルデトックスするようになりました。この不便さから生まれた新しい習慣は、私の生活を少し豊かなものにしてくれた気がします。

iPadがなくなって手持ち無沙汰になったのでお風呂で読む本を買いに行きました。人気の本を調べてネットで頼むことも考えたけど、この変化に対してフィジカルな行動を取りたいと直感的に感じたので、自分の目で見て自分の手でページをめくって選ぶことができる本物の本屋さんへ。

背の高い本棚にびっしりと詰められた大量の本と、膨大な情報に囲まれてワクワクしました。国内の温泉特集やIT系のビジネス書、レシピ本に車の写真集。私にはまだ行ったことない場所や知らないことがいっぱいある。そう思ったら興奮してきて、マスクの下で自然と笑顔になってた。

新しい生活様式になってから少し窮屈になった自分の世界ではドキドキが減って、生活もマンネリ化してた。確かにいろんな制限が生まれて、出来なくなったこともたくさんある。前みたいに友達と会ったり、旅をしたりという外側から自分に刺激与えてあげるようなことは少なくなった。でもそれを言い訳に自分の元に届く情報だけで満足し、自分の世界を押し広げる努力を怠っていた自分に気が付きました。

お風呂用に買った本は今まで読んでいたようなものではなく、幅広く新しい知識がつくものを選びました。知らない専門用語も多くて、今はお風呂上がりに調べ物をするのが日課になりつつあります。こんな状況ではあるけど、自分の好奇心を大切にすること忘れちゃいけないなと思いました。

今週も素敵な一週間でありますように♡

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、最新著作となる旅エッセイガイド『Down to Earth』を出版するなど幅広く活躍中。

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