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心の健康/夏南の法則Vol.103

大屋夏南<連載コラム>第1・第3月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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心の健康/夏南の法則Vol.103

少し前に夏休みを取りました。久しぶりの長いお休みです。

ここ最近は通常業務に加えてENCIRCLEのローンチや、もう少ししたらみんなに言える新プロジェクトもあって、フィジカル的にもメンタル的にも忙しくしていました。

作業や確認ごとが永遠と続いて気が休まる時間がなく、仕事以外のことを考える余裕が自分の中になくなってしまい夜も眠れなくなってきていたので、このお休みを楽しみにしていたというよりは、必要としていました。

これまではお休み期間でも仕事のメールには対応していましたが、今回は完全にお休みさせてくださいとお願いし、全てから解放される時間を作ろうとしました。

海外では当たり前のことだけど、日本だとメジャーではないこのスタイルを選んだのは、自分のメンタルヘルスを考えた時に重要なことだと感じたからです。

最近よく耳にするようになった、この「メンタルヘルス」という言葉。直訳すると精神の健康。つまり心の健康という意味だけど、心が健康ってどういう状態を指すのでしょうか?

専門的にはいろいろな定義があるかと思いますが、私の中で心が健康というのは”自分がワクワクすること、やりたいことを考えるスペースが自分の中にある状態”だと思っています。

それは日々のタスクやルーティーンから抜け出して、それについて考えられる時間とエネルギーがあるということ。

私の場合は忙しくなりすぎると時間もエネルギーも足りなくなるので、やらなきゃいけないことをこなすのがやっと。心身共に余計なカロリー消費を減らすために行動や思考がパターン化し、自動運転状態で生活するようになります。

こうなると変化を起こすのが面倒&億劫になってきて「このままでいいや」と思うようになり、変わることへの不安と、変わらないことへの不満の両方を抱えたまま気持ちがすり減っていきます。

そして少しずつ気持ちが沈んでいく。

自分を優先させるのは、時に難しいことのように感じます。なんだかワガママを言っている感じがしたり、自分勝手な感じがしたりして、悪いことをしているような気分になる。

でも自分の中に豊かさがないと、人に豊かさを届けることはできません。

人を大切にしたり幸せにしたりするには自分の中にあるものをシェアする必要があるから、自分を大切にしたり幸せにしたりすることって、周りの人に対してもそうしていることになる。

だから体調が悪くなった時に自分の体を労わるように、心の調子が悪くなった時もちゃんとケアしてあげて、良い連鎖を自分から生み出せるようにしたいです。

素敵な2週間でありますように♡

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、最新著作となる旅エッセイガイド『Down to Earth』を出版するなど幅広く活躍中。

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