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【リレー連載#1 6151】フォトグラファー12名がカメラをつなぐ#PENのある生活

コンパクトで高機能、おしゃれなミラーレス一眼カメラとして人気の「OLYMPUS PEN(オリンパス ペン)シリーズ」 。今回は、人気のPENシリーズに加わった最新機種「OLYMPUS PEN E-P7」で、12名のフォトグラファーにそれぞれの日常を自由に表現していただきました。フォトグラファーからフォトグラファーへ、カメラをつなぐ、リレー形式でお届けします。
トップバッターは、フォトグラファーの6151さんです。

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【リレー連載】フォトグラファー12名がカメラをつなぐ #PENのある生活

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6151さんにとっての日常とは?

「私にとっての日常は愛おしいもの。他愛のない、取るに足らない日々ですが、いつもとは視点を変えて撮ってみることで、“普段”の光景が一変することがあります」という6151さん。「たとえば寝転んでみたり、両手を高く上げてみたり、自分の目線ではない位置から撮影すると新鮮な気持ちに。被写体の新しい輪郭を発見できて感動することもあり、写真って楽しい!と感じる瞬間にも出会えるので、いろいろな視点を探しながら撮っていますね。特別なことは何もない“今”も、5年後10年後に写真を見返したとき、愛おしく思い出せるのかなと思っています」。特に何もないことが愛おしい、そんな6151さんの日常をPENで撮り下ろしてもらいました。

写真家・6151がOLYMPUS PEN E-P7で切り取った日常

旅先のカフェで美味しそうな表情をそのまま表現

レンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 焦点距離 17.0mm シャッタースピード 1/250秒 F値 f/2.0 ISO 400

宮古島への旅行にPEN E-P7を連れていき、さまざまな場所で撮影を楽しんだという6151さん。こちらの写真は『パイナガマ ブルーブース』カフェにて。「いただきますの前に、溢れ出る具を覗き込むようなアングルで撮影。美味しそうな表情をそのまま届けられるように意識しました」。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8を使用し、撮影モードはマニュアルで。「外は曇りだったので、明るく撮るためにF値は開放、自然光が入る窓際のテーブルで撮りました。店内でのテーブルフォト撮影も静音モードでシャッター音を消して、静かに撮れたのがよかったですね。いわゆる撮影!といった物々しい雰囲気にならず、リラックスした空間のまま撮影ができたと思います」。

今このときにしか撮れない、旅先で出会った青空と雲

レンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 焦点距離 17.0mm シャッタースピード 1/16000秒 F値 f/1.8 ISO 200

6151さんといえば「ゴイチブルー」と呼ばれる、優しくてどこかせつない“青い世界”が人気の表現の1つ。「宮古島で雨のち曇りの後、久しぶりに見えた空色がうれしくて撮った1枚。空が好きでたびたび撮影していますが、雲の様子によって空の表情が変わるので、雲のある空が特に好き。いつも同じに見えて、実は今しか見られない空の姿によく癒されています」。PEN E-P7は、撮りたいと思った瞬間に手軽に撮れることも6151さんにとって、大きな魅力に。「簡単なタッチ操作で設定や撮影のすべてが完了するので、説明書が苦手な私でもスッと撮影に入れました。突然のシャッターチャンスも逃すことなく撮影できるところは、自分と相性がよいと感じています」。

胸がぎゅっとなるほど見惚れた景色に感情まで閉じ込めて

レンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 焦点距離 17.0mm シャッタースピード 1/250秒 F値 f/8.0 ISO 200

「光と影、季節、天候、時間、温度、匂い、音。光景の美しさは目で見えている部分だけではなく、その空間で自分が感じたすべての事柄が作用している気がします。写真に感情は写らないけど、感情が動いたからこそ撮るものだから」という6151さんがシャッターを切りたくなるのは、美しいなと感じた瞬間。「この写真を撮ったとき、地上では天気が崩れていましたが、雲の上は晴れ。太陽が沈む時間のフライトで、いつも見ている夕焼け空とは違った表情に見惚れて、たくさんシャッターを切りました。なかでも柔らかい夕日に染まった空と雲が優しくて、胸がぎゅっとなったお気に入りの1枚がこれ。白飛びに気をつけて、太陽の光に合わせ暗めに撮影。仕上げにコントラストを下げて、目で見たままの柔らかさを表現できるように全体の明るさを持ち上げています」。

飛行機の窓から見た夕景と手のひらの多重露出

レンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 焦点距離 17.0mm シャッタースピード 1/400秒 F値 f/1.8 ISO 200

6151さんがPEN E-P7で一番気に入った機能は、アドバンストフォト(AP)モードの多重露出。「ふたつの場面を一枚に重ね合わせて撮影する多重露出は、フィルムカメラの撮影手法のひとつで、ある程度テクニックが必要ですが、PEN E-P7なら従来のカメラより簡単。1枚目の写真をモニターで確認しながら2枚目の撮影ができるという、“ずっと欲しかった機能”が搭載されていて感激しました!この写真は、飛行機の窓から眺めた夕焼け空に、伸ばした手のひらのシルエットを重ね合わせることで、ドラマティックな仕上がりに。ホワイトバランスで夕焼けの色味を調整して、ピンク寄りのイメージを表現しています。夕景撮影のときはホワイトバランスを手動で確認すると、表現の幅が広がるのでおすすめです」。

“青いお茶”をシックに写し出す、雨の日のおうち時間

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/80秒 F値 f/1.8 ISO 800

小さい頃からカメラがそばにあり、写真を撮るのが当たり前だったという6151さん。特にブツ撮りや日常まわりを撮ることが大好きなんだそう。「この写真は雨の日に自宅にて、自然光のみの空間で撮影したもの。右側に窓がある環境で、グラスにはほんのり逆光気味にサイド光が当たっている状態です。日の入り後なので暗いですが、あえてその暗さを生かしてシックなイメージに」。背景ボケを出すために、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8を使用。「ブツ撮りの際は被写体の歪みが出にくい、中望遠以上のレンズを使うことが多いです」。

ドライフラワーを多重露出で幻想的なイメージに

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/160秒 F値 f/1.8 ISO 5000

この写真もアドバンストフォト(AP)モードの多重露出で、あじさいとかすみ草のドライフラワーを重ね合わせた1枚。M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8のレンズを使って、自宅で撮影したもの。「モニターで確認しながら2枚の写真を重ねて撮影できるので、これまでは勘に頼っていた部分が可視化されて、より撮影がスムーズに。この機能を持つデジタルカメラは少ないので、幻想的で、夢の中のような雰囲気の写真に仕上げたい方にはおすすめです。多重露出を撮影する際は、被写体の暗い部分に明るい被写体を重ね合わせると白飛びを防いで、きれいに仕上がります。撮影後、コントラストを上げるレタッチをしてあげると、より不思議な印象に」。

光と影の揺らぎを切り取った美しい“タイルと水”

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/16000秒 F値 f/1.8 ISO 200

みやこ下地島空港の屋外にて。水面に落ちた光と影の揺らぎを、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8のレンズで撮影。「ずっと眺めていられるくらい水のある空間が好きで、よく撮影しています。しゃがみ込んで、寄って撮影することもありますが、反射で自分が映り込んでしまうのが難点。反射する被写体の場合は、中望遠〜望遠レンズを使い、被写体から離れて、水面に自分や影などが映り込まない位置や角度を探しながら撮影します」。

ふとしたワンシーンも前ボケで奥行きのある写真に

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 焦点距離 75.0mm シャッタースピード 1/2500秒 F値 f/1.8 ISO 200

出張が多く、各地を飛び回る6151さんにとって、空港で過ごす時間も日常のワンシーン。「みやこ下地島空港のラウンジにあるテーブルと椅子です。半分、日陰になったテラスから差し込む、薄暗い自然光のグレーが静かで、きれいだなと思ってシャッターを切りました。M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で少し離れた位置から抜いているので、手前の観葉植物や椅子が前ボケして、奥行きを感じる雰囲気に仕上がったと思います」。今回、旅先での撮影中、公式スマートフォンアプリ「OI.Share」が重宝したそう。「スマホの画面を見ながら撮影できるライブビューリモコンが便利でした。自分で確認しながら遠隔操作できるので、背景が写り込むように自分撮りもできて、一人で気軽にさくっと良い写真が撮れちゃいます」。

6151さんが「OLYMPUS PEN E-P7」を使ってみて感じたこと

「PENといえばフィルム時代から現代に受け継がれている歴史あるカメラ。信頼性も高いので、使える日を楽しみにしていました」という6151さん。実際使ってみての印象は?「小型で軽量、女性の手にも収まりやすく、ストラップを首から下げてもラク。いつでも身軽に撮影できるのは大事なこと。PEN E-P7はレンズを含めても比較的軽く、かさばらないので持ち運びしやすいのがよかったです。そして見た目が素敵!オールドカメラのようなフォルムや、フィルムカメラを思わせるダイヤルなどのギミックにも胸がときめきます!ファッションの一部として見せて歩きたくなりますね」。建物を真っ直ぐ撮るデジタルシフト効果や白飛び・黒潰れを防ぐHDR撮影など、本格的な撮影を手軽に楽しめる機能にも満足したそう。「普段使いするときにボタンひとつで写真の質を上げてくれるのも優秀ですが、本気モードの撮影がしたいときも、臨機応変に対応できるところが魅力的だと思います」。

6151(ロクイチゴイチ)

写真家 東京都出身 カメラ歴15年。Instagramをきっかけにフリーランスに転身。空間、風景、食品、物撮り、ポートレートなど広告撮影を幅広く手掛ける。国内外を旅するトラベルフォトグラファーとして雑誌やウェブで執筆活動をする傍ら、全国でフォトワークショップを開催するなど「写真の楽しさ」を広く伝える活動にも取り組む。日常の他愛のない光景と珈琲のある空間が何よりも好き。共著「Instagramあたらしい商品写真のレシピ」を2021年7月に上梓。

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6151 Instagram

次はフォトグラファー 嵐田大志さんの登場です。

6151さんがPENをバトンタッチするのはフォトグラファーの嵐田大志さん。6151さんに嵐田さんの印象を聞いてみると…、「Twitterで写真をお見かけして以来、大ファンです。フィルム写真が好きなので、SNSでもフィルム作品を公開している写真家さんを見つけては(作品を)眺めて感動しているのですが、嵐田さんはご著書2冊も拝読させていただき、写真に対する向き合い方についても大きく感化されました」とのこと。第2回では、その嵐田さんがPENで切り取った日常写真をお届けします。

嵐田大志さんの記事を読む

嵐田大志

フォトグラファー 1977年生まれ、大阪府出身。カメラ歴15年。東京を拠点に家族写真やスナップを撮影。国内のみならず海外のメディアにも写真を提供している。著書「デジタルでフィルムを再現したい」、「カメラじゃなく、写真の話をしよう」(ともに玄光社)が発売中。

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【リレー連載】フォトグラファー12名がカメラをつなぐ #PENのある生活

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リレーに使用したカメラ「OLYMPUS PEN E-P7」商品情報

「OLYMPUS PEN E-P7 ボディー」
オープン価格
カラー:シルバー/ホワイト

「OLYMPUS PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット」
オープン価格
キット内容:
ボディー(シルバー/ホワイト)
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
※装着されるレンズはボディー色ホワイトの場合はシルバー、ボディー色シルバーの場合はブラックとなります。

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