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みんながスタートダッシュするタイミングで、私は立ち止まってみた/夏南の法則Vol.88

大屋夏南<連載コラム>第1・第3月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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みんながスタートダッシュするタイミングで、私は立ち止まってみた/夏南の法則Vol.88

2022年が始まってからしばらく経ちましたが、みなさんいかがお過ごしですか?

私はやっと「2022」という数字に慣れてきて、「去年」と「今年」の使い分けがスムーズにできるようになってきました。

前回のエピソードで書いたように今年は気ままにのびのび、もっと自分の純粋な好奇心に向き合うことをテーマとしています。その第一歩として、年末から長い休暇を取りました。

旅に行けなくなってから休みらしい休みをほぼ取らずに走り続けてきたこの2年間。多くのことがデジタル化し、フィジカルな活動は半分以下になったものの、やることはこれまでの3倍くらいになって、いつでもどこでもやらなくちゃいけないことがあるような気分でいました。

リストや締め切りに追われ、目の前で起こっていることよりも頭の中で考えていることの方が優先されてしまう生活は、私の心も体も疲弊させたし、アウトプットばかりし続けていたらアイディアが枯渇して、自分がワクワクするようなものが浮かばなくなっていきました。

これは過去最大級のインプットが必要だ。

そう感じた私は、1ヶ月ほど悩んでから意を決してマネージャーさんに長期休暇を申請しました。実は今年は去年から準備してきたいくつかの大きなプロジェクトが動き始める年で、ものすごく忙しいんです(笑)。

だけどギリギリな状態で走り続けて帳尻合わせみたいなことをするよりも、多少遅れを取ったとしても一度潔く立ち止まって自分自身と自分の置かれている状況を見直し、ちゃんと納得できるパフォーマンスをする方が何百倍も良いと判断しました。

たとえ外から見てわからないような差であったとしても、自分は誤魔化していることを知っていて、そういう自身に対する不信感はやがてより深刻なものに変わっていく。

だから私はこのタイミングで潔く立ち止まりました。早く何処かに辿りついたり、何かを成し遂げたりすることだけが重要じゃないはず。ゴールラインにばかり気をとられていたら、長い時間を過ごす過程をもっと楽しんだり、緩やかな成長を遂げている自分を誇りに思ったりする機会を逃してしまうから。

「普通は」「世の中は」「みんなは」そういう実態がつかめないようなものの期待に応えようとするのではなく、自分には何が必要か。それを与えてあげられる自分でいたい。

素敵な2週間でありますように♡

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、最新著作となる旅エッセイガイド『Down to Earth』を出版するなど幅広く活躍中。

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