【夏南の法則 Vol.28】それは本当に失敗なのか?

大屋夏南<連載コラム>

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【夏南の法則 Vol.28】それは本当に失敗なのか?

今年でモデルを始めて14年になりました。

振り返ってみると本当にあっという間で、びっくりする。

先日、モデルになったからにはやりたい仕事、いわば夢のリストに入っていたお仕事をさせていただきました。

もう14年も経つのに、前日は緊張して眠れなかった(笑)。

実は大きな仕事が入ると、その1週間ほど前からいろんなことが手につかなくなるタイプ。
たぶんその撮影に向けて気持ちを作っているんだと思うけど、ソワソワして落ち着かなくなります。

特に自分の経験がまだ浅い動画系は無駄に考えすぎちゃう。

自信の主成分の1つは場数を踏むことだと思っていて(他は自分自身に心地良くあることや、積み重ねてきた努力など)、何が起こるかわからない本番で、瞬時に判断をして対応する力は、やっぱり実際にやってみることで1番養われていくもの。

だいたいは緊張しちゃって、自分の力を出し切れなかったような気がして、もっとああすれば良かったとか、大丈夫だったかなとかって考えまくって家路に着くことが多い。

こういう時は気持ちをほぐすために、友達のところで一杯やって帰るのがいつものパターンだけど、この日は終わったのが随分と遅くなったので諦めてコンビニへ。

珍しく缶ビールとポップコーンを買い、ポップコーンはクライアントさんから頂いたお花の紙袋に、缶ビールはハタチの時に大きな仕事が決まったお祝いに買ったCHANELのバッグに入れて家まで歩く。

その時に「なんか、悪くないな」って思ったのです。

自分頑張ってるなって。

ずっとやりたかった仕事を終えて、友達と遊びに行くわけでもなく、買った缶ビールとポップコーンを1人でシッポリ楽しむ。

いつもだったら気持ちの処理をするのにもっと時間がかかるのだけど、この日はなんだかストンと納得がいって穏やかな気分だった。

完璧じゃないけど、ベストは尽くしてるし、もっと上はあるけど、自分のプライオリティを大事に出来てる。

いいじゃんって。

仕事のこととなると時に神経質になりすぎる自分が、少しずつだけど変わり始めているのを感じることが出来る夜でした。

大人になって上手になったなと思うのが、要らないものを手放すこと。

時間は限られているのだから、それらを手放して本当に大事なものにより多くの時間を費やす。

終わったことはくよくよ悩むよりも、次回に生かすための1つのケースとして冷静に向き合い、そこから学ぶ。

そうすることで、たとえ上手くいかないことがあっても、それは失敗ではなく経験になるから。

そして最終的に“場数”となって、自信の一部となっていくのです。

今まで起きた全ての出来事が“今日”や“私”を作っていて、それらに感謝出来るような自分でいたいなと、その夜缶ビールを飲みながら思いました。

全ては影響しあっていて、いい方向へ進んでいる。

私はそう信じてます。

【夏南の法則】バックナンバー

Vol.27 19歳の自分に感謝したいこと

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大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、3冊目のスタイルブック「purple」を出版するなど幅広く活躍中。

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