【夏南の法則 Vol.27】19歳の自分に感謝したいこと

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【夏南の法則 Vol.27】19歳の自分に感謝したいこと

先日出張でパリに行ってきました。

パリは今年、2回目。
ミラノファッションウィークからパリの流れで、久しぶりにヨーロッパに長めに滞在した。

どれくらい久しぶりかって19歳以来。

6月のパリはスケジュールもタイトでずっと車移動だったけど、今回は短い滞在のわりに自由時間も多く、1人でメトロに乗ったりなんかもした。

びっくりしたのはもう10年以上経つのに、駅の名前を覚えていること。

知っている人も多いと思うけど、私が1人で行った初めての海外は19歳の時のパリだった。

高校を卒業して本格的に働き始め、海外で挑戦したいという夢を叶えるために、信じられないくらい忙しかった時期に2ヶ月もの間日本を離れた。

今考えると、キャリアがこれからって時に、英語も話せないのに思い切った決断だった。
後先なんて考えてなかったし、どうなるかもわからなかったけど、やりたいことにまっすぐ突き進んだ当時の自分の行動力には感謝している。

はりきって行ったはいいものの、初めての海外での生活に、孤独な毎日に、猛烈なホームシックになり、来る日も来る日も日本に帰りたいと思ってた。

平日はオーディションに行って、週末はインターネットカフェで日本の友達とやりとりするのが私のルーティン。

昼間は10本近くのオーディションを受けては全てに落ち、夜になると遊びに行くルームメイトを横目に1人で本を読んで、毎日同じものを作って食べていた。

今思うと笑っちゃうくらい暗い生活を送っていた私の初海外遠征は、とてもじゃないけど成功とは言えなかった(笑)。

日本に帰ってきてからしばらくはいろんなことが手に付かなかったり、その翌年パリコレに出た後、長い間パリに近づかなかったのも、それが私の中で辛い思い出だったからだと思う。

でも今回メトロに乗った時「懐かしいなあ、あの頃よく頑張ってたな」なんて当時のことを思い返して微笑ましく思った自分に、どんなに辛いことでもいつか必ずそれがいい思い出になる日が来るもんだなと感じた。


あの経験がなかったら、今とは全く違う人生を送っていたはず。

そこで打ちのめされ、自分をちっぽけに感じることで、世界の広さを知った。

それはモデルとしてだけじゃなくて、人としてもそう。
海の向こう側にはもっとずっと広い世界が広がっていて、私が満足していた場所は全体のほんの一部に過ぎなかった。

強烈だったけど、私は人生で最も大事なことのいくつかをこの経験から学んだ。

辛いことって結果的にそれが自分にとってプラスだったとわかるまで、少々時間はかかるかもしれないけど、そこから得るものは大きい。

今回のパリでは昔の自分に勇気付けられた気がする。

頭でっかちにならずにとにかくやってみること。
出来るか出来ないかじゃなくて、やるかやらないか。
飛び込んでしまえば方法なんていくらでもあるのだから、どうにでもなる。

というか、どうにかするしかなくなるから(笑)。

失敗することを怖がって、より良くするチャンスを逃すのはもったいないよね。

今年は、あともう1回パリに行くことになっている。
それまでに新しい挑戦に手をつけよう。

【夏南の法則】バックナンバー

Vol.26 理想の美容法

Vol.25 健康とメンタルと美容

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、3冊目のスタイルブック「purple」を出版するなど幅広く活躍中。

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