メイクとファッションの関係/夏南の法則 Vol.16
先日、仕事が終わって軽くご飯食べたいなと思い、いつもステキなライフスタイルを送っているお姉さんに久しぶりに連絡してみた。
オシャレで、人生を楽しんでいて、笑顔がチャーミング。
私も彼女のように年齢を重ねたいと思っている、憧れの人。
「今ジムにいるけど、1時間くらいでいけるよ」と、このフットワークの軽さも好き。
随分と会っていなかった私たちは、ワインを片手にサクサクとキャッチアップしていった。
「そういえば、この前の“下着との上手な付き合い方”の記事良かったよ!あれ私もずっと感じていたことだったの」と言ってくれ、「街で見かけると声かけたくなっちゃうくらい」と力説する彼女と、ひとしきりその話で盛り上がりました。
“魅力的な女性ほど洋服を丁寧に着ている”と書いた時、実は彼女のことを考えていたからなんだか嬉しかった。
それからコスメの話になって、最近は何がいいの?というところから、「じゃあ、白Tにデニムみたいなカジュアルな格好の時のメイクってどうしてる?」って聞かれたのをキッカケに、「やっぱりそうですよね?メイクはファッションに合わせて変えるべきですよね?」と熱っぽく語り始めてしまいました。
私、下着のことと同じくらい、着ている洋服とメイクが合っていない人のことが気になっていたのです。
着ている洋服も可愛いし、メイクも可愛いのに、それが合ってないと、せっかく頑張ってるのにもったいないなって。

私はその日着る洋服を決めてからメイクを考えるか、特別にしたいメイクがあれば先にメイクしてからそれに合った洋服を選ぶようにしてます。(ちなみにYouTubeのメイクアップチュートリアルの時はメイクに合わせて、洋服とネイルカラーを選んでます)
メイクも含めて“全身”コーディネートする。
これを意識するだけで、雰囲気がまとまって、グンとオシャレ感が増すはず。
撮影現場でも、メイクさんは必ずその日の衣装を見てからメイクを決めています。
コツは、なんとなくテーマとか、なりたい女性像を考えてから始めると、方向性がつかみやすいと思う。
さっきの話で言うと白Tにデニムの時、ボーイッシュに仕上げたいならしっかりめの眉に、チークはせず優しめのシェーディングと、ちょっとだけツヤが出るアイシャドウ、血色感の出るリップ。(マスカラするなら、まつ毛は上げすぎない方が◯)
女っぽく行きたければ、優しめの眉に、上だけしっかりマスカラを塗って、ハイライトを入れ、ツヤが出るチークに、パキッとしすぎない赤みのあるリップ。(アイライン引くならまつ毛の間、埋めるくらいが◯)
クールで今っぽいストリートな感じにするならシュッとした眉とアイラインを引いて、しっかりめのシェーディング&ハイライトに、暗めのリップ。(アイシャドウするならマットの色が強すぎないモノが◯)
白Tにデニムなら、テーマがピンナップガール風やカーダシアン姉妹風とかでなければ、メイクはやりすぎないのがおススメです。
コーディネートに合わせて、メイクは引いたり足したりするのが大事。
そしていろんなメイクをすることで、いろんな自分の顔を知れて楽しくなるから、是非トライしてみて欲しい♡

【夏南の法則】バックナンバー

大屋夏南
1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、3冊目のスタイルブック「purple」を出版するなど幅広く活躍中。