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【表現者が撮る東京 #10】コハラタケル(フォトグラファー)

様々な分野で活躍中の写真を愛する表現者たちが捉えた“東京”をクローズアップ。
#10では、感情のゆらめきを写し取る写真家、コハラタケルさんの伝えたい東京、そして東京への想いに迫ります。

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コハラタケル

コハラタケル フォトグラファー 1984年生まれ、長崎県出身。フリーライター時代に写真撮影を始め、その後、フォトグラファーに転身。企業案件・家族写真を撮影するだけでなく、セミナー講師や月額制note サークル(https://note.com/takerukohara/circle)も運営。#なんでもないただの道が好き の発案者。
愛用カメラ:FUJIFILM X-Pro3/FUJIFILM GFX 50R

❝光と影がある街、東京❞

「ピンク色の傘は、たまたまこの日、ここへ来たからあったもので、1時間後にはもうないかもしれない。二度とない瞬間を写したかった」

闇と美しさは比例する。その暗い部分に惹かれる

なんでもない道を歩く女性のふとした表情を、ドラマティックに切り取るコハラさん。東京で一番惹かれるものは?という問いに少し意外な答えが返ってきた。

「“闇”です。東京って、仕事や私生活が充実している人はすごくキラキラしている。その一方、ちょっと脇道に入ると闇を抱えている人もたくさんいますよね。僕は闇と美しさは比例すると思っているので、その暗い部分に惹かれるんです。
それは街並みも同じ。東京は狭い道が多くて高い建物がたくさんあるから、地方に比べて光と影の演出がたくさんある。光と影が生まれやすいのは、東京の特徴だと思います」

❝狭い道と高い建物が生み出す光と影が、東京らしい❞

特に建物には、被写体としての東京の魅力が詰まっているのだそう。
「例えば渋谷ヒカリエのすぐ近くに、1980年に竣工された渋谷協和ビルというレンガ造りの建物があったりする。急成長しているものと昔から変わっていないものが混在しているのが面白いですね。
超高層ビルが立ち並んでいるところでも、脇道に入って数十メートル進んだだけでレトロな看板のスナックやBARがあるんですよね。その極端さが大好きです」

「僕、このレンガの色、すごく好きなんですよね。写真映えが良くて、街撮りでこのレンガを見かけると、高い確率で撮影します。今回は光と影がとてもおもしろい演出をしてくれました」今回のモデルは早水ひよりさん( Twitter:@hiyori_hayamizu)。

今回の写真は全て西葛西駅周辺で撮影したものだそう。
「西葛西の人にはちょっと申し訳ないのですが、この場所は特に有名でもない、本当にただの道なんですよ(笑)。その分、こちらからその魅力を見つけてあげると、写真も場所も生まれ変わることがあるんです。ただの道でこそ、僕らしい写真が撮れると思います」

❝写真は一期一会。同じものは二度と撮れない❞

モデルさんのオフショット的な一枚。「彼女の可愛いシーンを残しておきたかったんです」

「この時、とにかく光が綺麗でした。向かって左側に数本、絶妙な曲線を描いている髪の毛があります。この数本の髪の毛を見てほしいです」

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コハラタケル Twitter

GENIC VOL.55【表現者が撮る東京】
Edit:Yoko Abe

GENIC VOL.55

テーマは「TOKYO and ME 表現者が撮る東京」

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