【夏南の法則Vol.60】日常が日常であるためには

大屋夏南<連載コラム>

大屋夏南<連載コラム>第2・第4月曜日更新
モデルの大屋夏南が
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カナ的イズムを書き綴る♡

【夏南の法則Vol.60】日常が日常であるためには

先日約7ヶ月ぶりにピラティスに行ってきました。

今までウェイトトレーニング、キックボクシング、加圧トレーニングなど、ありとあらゆるエクササイズを試してきて、最終的にこれが1番私の理想の体になれると着地したのがピラティスです。

体幹や普段意識できていない細かい筋肉を使ってあげることで体全体のポテンシャルが上がるし、伸ばしながら動かしたり、動かしながら伸ばしたりできるから柔軟性も増して一石二鳥。

よくヨガと何が違うの?と聞かれることが多いけど、私からすると全くの別物で、ピラティスの方がトレーニング感が強いです。ピラティスを始めてからもう5年くらい経つけど、手術を境に週一で通っていたトレーニングをお休みしていました。

病院の先生からも運動は控えるように言われてたけど、術後は自力でベッドから起き上がるのがやっとだし、笑ったりくしゃみしただけで痛む傷口に、運動なんて言ってる場合じゃなかった(笑)。

2ヶ月ほど経って恐る恐るストレッチみたいなことをし始めて、それから簡単なヨガをやるようになったけど、お腹に力が入ったり伸びたりするとやっぱり傷口が痛むので様子を見ながらゆっくり体を動かしていきました。

そんな中、体幹をしっかり使うピラティスは自分の中でどこかゴールのように設定していたので、ピラティスの先生の顔を見ただけで感動して泣きそうになりました。

やっとピラティスが再開できるまで体が回復したんだって、ああ良かったって嬉しくなった。

実際のセッションでは前に出来ていたことが出来なくなっていたり、明らかに筋肉の衰えを感じたりとダメダメだったけど、それでもこれから時間をかけて強くしていけば良いんだととても前向きになれました。

手術のプロセスは健康の大切さを気づかせてくれたけど、体が回復していく過程は体の強さを感じさせてくれるものでした。

寝返りを打つこともできなかった状態から立てるようになって、歩けるようになって、体についていた管が全部取れてシャワーを自分で浴びられたときは感動したし、同じ病室の人のおつかいで違う棟にある売店に行ったときはものすごいことをやってのけたような達成感を感じた。

体を動かしながらいろんなことがフラッシュバックして、よく頑張ったねって自分を誇らしく感じました。

今回の手術と世界で起きたパンデミックから学ぶことは重なる部分が多いという話はYouTubeでもしたけど、本当に日常が日常であるためには数え切れないほどの奇跡が起きていることを忘れないようにしたい。

足早に過ぎていく日々の中では気付けなかったけど、今こうやって世界がスローダウンしたら、ふっと立ち止まってみたら、自分を取り巻くそれらに圧倒される。

慣れ親しんだ風景が見られなくなったのは寂しいけど、前よりも多くのことを大事にしたり、愛しんだり、感謝できたりするようになったのはこれからの人生にとって大きなプラスになると思います。

今週も素敵な一週間になりますように♡

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、最新著作となる旅エッセイガイド『Down to Earth』を出版するなど幅広く活躍中。

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