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出来る人が出来ることを出来るときに/夏南の法則Vol.79

大屋夏南<連載コラム>第1・第3月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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出来る人が出来ることを出来るときに/夏南の法則Vol.79

少し前に私のインスタがある情報でいっぱいになりました。

フィードもストーリーズもみんな同じ情報をシェアしていた。それは人類へのコード・レッドの話。

国連の気候変動に関する政府間パネルが8月に発表した報告書で、今世界中で起きている異常気象が今後ますます頻繁に起こるだろうと警告。国連事務総長が「人類へのコード・レッドだ」と述べました。

コード・レッドとは非常事態発生を告げる合図。ここ数年で環境やエコ・サステナビリティについて本格的に考えはじめて、気候変動の勉強会に参加したりリサーチをしたりしていて感じるのは、いよいよ本当にまずいぞということ。

みんなも連日、国内のみならず世界各国で起きている大規模な火事や、大雨などのニュースを目にしていると思うけど、“今年がたまたまそういうことが多い年”なのではなく、今まで好き放題してきたツケがハッキリと目に見てわかる形で回ってきたのが去年、今年なのです。

最近はよく話題に上がる話だから「ああ、またか」と思う人もいるかもしれないし、政府〇〇とか国連なんちゃらとか聞くと難しそうに聞こえて心のシャッターが閉まっちゃう人もいるかもしれない。私もリサーチしていると難しい言葉やグラフ、絶望的な数字ばかりで心が折れそうになる。

でも今日は堅苦しい話がしたいわけじゃなくて、じゃあ実際に私たちがすぐにでもできることってなんだろう?という話がしたいのです。今日からヴィーガンになれ!みたいな無理強いでもなく、ファストファッション買ってるなんて信じられない!と責め立てるわけでもなく、もっと現実的な話を。

実際「大変なことになっているのはわかっているけど、どこから手をつけて良いのかわからない」といういう人、多いんじゃないかな。そして想いが強いからこそ出てくる情熱的な意見に圧倒されてしまうことも。でもサステナブルというのは「持続可能な」という意味なので、まずは出来る人が出来ることを出来るときにやるのが大切だと私は思います。

だからまずはマイバッグ持つぐらいのところから始めてみる。新しくエコバッグ買うんじゃなくて家にあるものを使う。タンブラーを持ち歩いてみる。今は畳めて小さくなるものもできて便利になりました。

計り売りのお店で買い物をしてみる。ナッツやドライフルーツなどを計り売りしてくれるところも増えました。メジャーどころだと、ビオセボンとか。それらを、捨てずに取っておいた空き瓶に入れる。洗剤も計り売りの時代。エコストアでは自分の好きなボトルに詰めて売ってくれます。

歯ブラシを竹のものに変えてみる。生理用品を繰り返し使えるタイプに変えてみる。今は布ナプキンだけじゃなくて吸水ショーツやムーンカップもある。長く付き合っていけそうな洋服を選ぶ、もしくは古着屋さんで買い物する。他の人と被らない安くて可愛いもの、たくさんある。プラスチックが使われるものは再生プラにしているブランドを選んでみる。

突き詰めると、ものを丁寧に選んで大切に長く使うという行為になるわけだけど、これって環境にいいだけじゃなくて、自分の生活や気持ちも豊かにしてくれます。「これでいいじゃなくて、これがいい」と選んだものに囲まれて生活するのは気持ちがいいものです。

完璧にやろうとして身動きが取れなくなるよりも、しなやかに、健やかに向き合って少しずつでも進むのが大事。

今週も素敵な1週間になりますように♡

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、最新著作となる旅エッセイガイド『Down to Earth』を出版するなど幅広く活躍中。

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